コラム

 公開日: 2018-05-01 

新築時に取り入れたい洗濯を楽にする家事動線

子育て中のお母さん800人に対し、家事にかんするアンケートを取ったところ、約70%の方が家事に対して負担を感じていると回答しています。

これからマイホームを建てようとする場合、家事に大きな負担が出てしまうとなっては快適な生活が損なわれてしまうことになります。家事の負担を軽減する方法は一つではありませんが、もっとも重要なことは、家事動線をしっかりと考えることです。

今回はこれからマイホームを建てて快適な暮らしをするために知っておくべき、家事動線についてご紹介します。

水回りの位置の工夫

家事と一口にいっても掃除、炊事などさまざまな家事がありますが、その中でも、もっとも家事動線を考えなければいけないのは洗濯です。炊事は基本的にキッチンの中で完結します。掃除は移動を伴いますが、どういった間取りであってもそれほど手間は変わりません。しかし、洗濯は家事動線を工夫することで大幅な負担の軽減が可能な家事です。

洗濯は基本的に「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」という4つの作業が必要になります。そして、これらの行動はすべて同じ場所で行うわけではないため、いかに効率的に移動できる動線をつくるかが、家事の負担を軽減する最大のポイントになります。

まず「洗う」ですが、多くの家で洗濯機は、浴室の脱衣所近くにあることが一般的です。脱衣所近くに洗濯機があれば、浴室に入る際に脱いだ服を入れるランドリーボックスを設置しておくことで、洗濯物を移動する手間が省けます。

しかし、これをさらに効率的にするには、キッチンの近くに浴室を設置します。水回りを一か所に集中させることで、料理をしながらそのまま洗濯も行うことが可能になり、家事負担も大きく軽減されます。特に2階建て以上の家の場合、キッチンと浴室が離れていることで何度も往復しなくてはならなくなります。キッチンと浴室を近くに設置することで動線が短くなり、家事が効率化されます。

干す場所の工夫

次に「干す」作業ですが、これも洗濯機を設置している場所の近くにランドリールームをつくります。これによって洗濯が終わったらほぼ移動することなく洗濯物を干すことができます。

ランドリールームの場所ですが、ベランダやバルコニーの近くに設置することがベストです。そうすることで雨の日や来客があるときなどは、洗濯物はランドリールームに干し、天気の良い日などはランドリールームを抜け、ベランダやバルコニーに干すといったことが可能になります。しかも移動は直線上の移動のみのため、負担もほとんど変わりません。

2階建て以上の家で、キッチン・浴室は1階で、バルコニーは2階になってしまうといった場合は、できるだけ洗濯機を設置した場所の近くに2階へ上がる階段が来るような間取りにします。そうすることで、1階から2階への移動が多少なりとも少なくなります。

たたむ、しまう場所の工夫

洗濯物を干して乾いたら次は「たたむ」作業です。一般的に洗濯物をたたむのは、ベランダに面している部屋であったり、リビングであったり、またリビングとつながった畳スペースといったケースが多いのではないでしょうか。

洗濯物を干している場所から、一番近い場所で洗濯物をたたむのは、家事動線を短くするといった考え方から見ても大きく外れてはいないので、何の問題もないように感じられるかもしれません。しかしひとつだけ問題があります。それはすぐに洗濯物をたためない場合に、部屋の中に洗濯物の山ができてしまうことです。

洗濯物をすぐにたためない場合であっても、部屋の中を散らかさずに済む方法としておすすめなのは、ランドリールームの中、もしくはその近くにユーティリティースペースをつくり、そこに洗濯物を置くようにすることです。

ランドリールームの中であれば新たに場所を確保する必要はありませんし、仮に別にユーティリティースペースをつくるとしても、折り畳み式の作業テーブルがひとつおけるぐらいのスペースがあれば十分なので、それほど場所を取ることはありません。

ユーティリティースペースに作業テーブルをおいておけば、そこで洗濯物をたたむこともできますし、そのままアイロンをかけるといったことも可能になります。そしてユーティリティースペースであれば、すぐにたたむことができなかったとしても、部屋に洗濯物が散乱するといったことは避けられます。

そして最後の「しまう」ですが、家族それぞれの部屋にタンスをおいてしまうとなると、ここまで家事動線を短くしてきたのに、ここで急に移動距離が増えてしまい負担増になってしまいます。

そこでユーティリティースペースのすぐ隣に大型のウォークインクローゼットを設置し、そこに家族すべての洗濯物をしまえるようにします。これで洗濯から「干す」「たたむ」「しまう」をほぼ移動することなく、しかも料理をしながら行うことが可能になります。

家事動線はできるだけ移動を少なくするだけで、負担を大幅に軽減することが可能です。後になって後悔することのないよう、新築時には専門家に相談のうえ、快適な生活を送れる家事動線を取り入れることをおすすめします。

この記事を書いたプロ

アーバンホーム株式会社 [ホームページ]

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