コラム

 公開日: 2015-11-25 

病院経営に係るコンサルタントの役割

中規模病院や個人経営クリニックの多くは、院長が診察を行うかたわら、マネジメントまで担っています。休日出勤で、職員のシフトを作成している院長もいます。

しかし、スタッフ数の増加や分院展開など、規模が大きくなると、目の行き届かない面が必ず生まれてくるでしょう。

そうした状況下、順調な経営を続けている病院には、必ずやコンサルタント的立場の人材がいるのをご存知ですか?

病院経営は出来高制度から包括支払い制度へ

病院経営者は多くの悩みを抱えています。
白衣と薬があればよかったのは、昔話みたいな世界です。

以前は、投薬や手術、検査を実施した分だけ診療報酬が得られる「出来高制度」が主流でした。

現在はどうでしょう?
病気の種類ごとに1日当たりの入院費用が定められた「包括支払い制度」に移行し始めています。

この制度では、特定の医療行為に対する支払いが定額になるので、患者さんにとってのメリットは大きいです。でも、病院側にとっては、コスト意識を高めつつ、新しい経営方針を導入しなくてはならい、緊張感のある時期にきていると言えるでしょう。

ましてや、来院を待つだけでは、患者さんは集まらない時代です。病院や診療所が飽和状態となる以前なら、守りのマネジメントで通用しました。
ミスのない最前の医療・経理・医事業務をこなすことがすべてだった頃の病院の形態です。

守りから攻めに転じたい病院経営

では、守りが揺るぎはじめ、利益が落ち込むようになった時、一番に思いつくのは何でしょう?

すでに発生しているコストを、軽減させるということではないでしょうか?

しかし、それだけではすぐに限界がやってきます。
結局は売り上げを作る、攻めのマネジメントが必要となるのです。目に見える事象を処理する守りにくらべ、攻めにおいては予測ベースのアクションが要求されます。

1人で悩んでも対応がきかなくなるのが、今どきの医療経営。そのノウハウについて裏付けデータを示しながら、じっくりお話をお聞きするところからはじめるのが、コンサルタントの役割です。

コンサルタントからの提案 利益を上げる病院経営

一般的に、診察の中心にいるのが院長です。事務長やマネージャーがいるところはまだ少なく、院長は、税理士や行政書士、社会保険労務士などからの業務サポートを受けつつ、仕事をこなしています。
私たちは、院長に替わって、それら業務の窓口役となり、攻めのマネジメントを行うための体制づくりを考案いたします。

第一に、収入構造を変え、新たな売り上げをつくることです。そのために、現状資産を活用した患者数の増加を目指します。
具体的には、看板やサイン、チラシや広報誌などの紙媒体、インターネットなど、広告宣伝の見直しと活用です。

また、地域連携など、人を介したコミュニケーションも大切です。急性期医療からの流れや、介護・福祉とのつながりで、患者の紹介が促進される機会が増えています。商工会や町内会、地域のコミュニティーも大切な人媒体です。

また、診療単価の高い疾患をターゲットにしたマーケティングプランを描くなど、新たな売り上げをつくることを目標にした話し合いを進めていきます。

新しい病院経営 コンサルタント+マネージャーの力

院長が医療現場すべてに気を配ることは難しいです。

経営戦略の見直しをはかり、方針性を決めても、軌道修正が必要な場面に遭遇することがあるでしょう。

そこで重要なのが、病院経営における人材育成なのです。
中でもクリニックマネージャーの役割を果たす存在の有無は大きいでしょう。

スタッフの仕事ぶりから素養がある人を選出する場合は、日頃のルーチンワークだけでなく、具体的に仕事を任せ、肩書き・ポジションを持たせることがポイントです。立場が人を育てます。

また即戦力を新規採用する方向もいいでしょう。適材としては事務長経験者を思い浮かべるかも知れませんが、実績ある営業職経験者が売り上げづくりに貢献するなどの例もあります。

人件費を単に費用として捉えず、投資だとする発想の切り替えが、組織強化につながります。

この記事を書いたプロ

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経営コンサルタント 西村秀明

熊本県上益城郡益城町宮園763-4 [地図]
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